2016年に組んだWindows10 PCの限界|10年近く使った制作環境を見直した話
旧PCは、ある日突然壊れたから買い替えたわけではありません。
2016年に組んでから、Adobe制作、動画編集、プログラミング、Docker環境、PCゲーム、音楽制作まで、本当にいろいろな作業を支えてくれました。
ただ、作業内容が少しずつ重くなり、AIエディタや動画編集を使う機会が増えたことで、メモリ不足、フリーズ、エンコード時間の長さ、ブルースクリーンなどが目立つようになりました。
この記事では、旧Windows10 PCの初期構成から最終構成、そして新PC移行を考え始めた理由までをまとめます。
- この記事で書くこと
- 2016年に注文し、5月に届いたメインPC
- 制作・検証・趣味まで、1台で支えるためのPCだった
- 旧Windows10 PCの初期構成
- Dドライブ運用でも、容量は少しずつ足りなくなった
- 動画制作が増えるほど、
素材とバックアップも増えていった - 使い続ける中で、最終構成はかなり大きくなった
- 2025年、GTX 970からRTX 4060 Tiへ換装した
- AIエディタ時代になり、メモリ32GBでも厳しくなった
- 簡単な動画制作でも、
エンコードに10時間以上かかることがあった - 最後はブルースクリーンが連続した
- 10年近く戦ってくれたPCだった
- まとめ:旧PCは、10年近く制作環境を支えてくれた
- 次に読む
- 参考リンク
この記事で書くこと
この記事では、次の内容を整理します。
- 2016年に組んだ旧Windows10 PCの初期構成
- 当時の見積書とパーツ構成
- 10年近く使う中で増設・換装していった内容
- Cursorや動画編集で感じた限界
- メモリ不良とブルースクリーンが続いたこと
- 新PC移行を考え始めた理由
- 先に結論だけ読む
-
旧Windows10 PCは、約10年近く制作環境を支えてくれた大事なメインPCでした。
最初は、PhotoshopやIllustrator、簡単な動画編集、プログラミング、LinuxやDockerを使った開発環境、Steamのゲーム、音楽制作までこなせる構成として組みました。
ただ、使い続ける中で、GPUをGTX 970からRTX 4060 Tiへ換装し、メモリも32GBまで増設し、SSDやHDDもどんどん増えていきました。
それでも、AIエディタのCursorが日常的にフリーズしたり、簡単な動画制作でもエンコードに10時間以上かかったり、最後はブルースクリーンが連続したりと、制作環境としての限界が見えてきました。
新PC移行は、急に思いついた買い替えではなく、長く使ってきた作業環境を見直すための自然な流れでした。
2016年に注文し、5月に届いたメインPC
旧Windows10 PCを注文したのは、2016年4月10日でした。
ただ、取り寄せ商品が含まれていたため、実際に手元へ届いたのは2016年5月9日です。
そこから約10年近く、制作、検証、趣味まで支えてくれるメインPCとして使い続けることになりました。

当時の見積書を見ると、CPU、マザーボード、ケース、電源、SSD、簡易水冷CPUクーラーなどを選んでいたことが分かります。
OSインストールなしのセットアップで依頼していたので、自分でWindows環境を作りながら使い始めた形です。
制作・検証・趣味まで、1台で支えるためのPCだった
このPCは、最初からひとつの用途だけを想定していたわけではありません。
当時から、自分の作業はかなり幅広くなっていました。
- Adobe Photoshop / Illustrator での制作
- 簡単な動画編集
- エディターを使ったプログラミング
- Linux + Docker でのWEBシステム構築
- XAMPP、現在でいうLaragonのようなローカルサーバー環境
- PHPなどのバージョン違いによる検証
- 複数環境を作り、エラーを再現して修復する作業
- SteamでのPCゲーム
- 音楽制作
今振り返ると、かなり欲張った使い方をしていたと思います。
ただ、自分にとっては、
「制作も開発も趣味も、できるだけ1台で受け止めるPC」
という位置づけでした。
旧Windows10 PCの初期構成
見積書と当時の購入内容をもとに、2016年当時の初期構成を整理すると、次のようになります。

画像では全体像をまとめていますが、記録として表にも整理しておきます。
| 項目 | 初期構成 |
|---|---|
| CPU | Intel Core i7-6700K |
| CPUクーラー | Corsair H115i |
| マザーボード | ASUS MAXIMUS VIII HERO |
| ケース | Corsair 780T White version |
| 電源 | Corsair RM850x |
| メモリ | Corsair DOMINATOR PLATINUM 16GB構成 |
| SSD | SanDisk Extreme PRO SSD 480GB |
| GPU | MSI GeForce GTX 970 GAMING 4G |
| 光学ドライブ | LITEON iHAS324-17 |
| グリス | ARCTIC MX-4 |
| セットアップ | OSインストールなし |
GPUについては、見積書には含まれていませんでした。
ただ、同時期に別店舗で MSI GeForce GTX 970 GAMING 4G を購入して使っていました。
当時としては、制作、ゲーム、動画編集、開発環境をまとめて扱うには、かなり頼もしい構成だったと思います。
Dドライブ運用でも、容量は少しずつ足りなくなった
最初のシステムSSDは、SanDisk Extreme PRO SSD 480GBでした。
ピクチャ、ドキュメント、ミュージックなどはDドライブ側で運用していたので、最初はそれでも十分に見えていました。
ただ、使い続けるうちに、Cドライブ側にもアプリや作業データが増えていきます。
特に、常駐アプリ、制作ソフト、開発環境、キャッシュ、ゲーム関連のデータが増えると、480GBのシステムSSDでは少しずつ余裕がなくなっていきました。
その後、システム用SSDを1TBへ変更し、さらに常駐アプリ用にも1TB SSDを使うようになりました。
最初は480GB SSDでも十分に見えていました。
ただ、制作ソフト、開発環境、ゲーム、キャッシュ、素材管理が増えていくと、システム用とアプリ用を分けたくなっていきました。
このあたりから、旧PCは「最初に組んだPC」というより、使いながら少しずつ育てていく制作環境になっていきました。
動画制作が増えるほど、
素材とバックアップも増えていった
SSDだけでなく、HDDも少しずつ増えていきました。
動画制作や素材保存が増えると、1つのファイルサイズも大きくなります。
さらに、バックアップも必要になるので、保存領域は思っていた以上に膨らんでいきました。
後から増設・運用していたストレージには、次のようなものがありました。
- WD Red 3TB
- WD Purple 4TB
- WD Blue 8TB
- WD Purple 10TB
- A-DATA 外付けHDD 3TB × 2
WD Red 3TBは、開発用、消えては困るもの、仕事関連、デスクトップで使う軽量アプリなどの保存先として使っていました。
A-DATAの外付けHDDは、1つをMacBook Pro用、もう1つをデスクトップPCバックアップ用として使っていました。
今見ると、かなりごちゃごちゃしています。
ただ、その時々で必要なものを足していった結果なので、長く使ったPCらしい姿でもあります。
使い続ける中で、最終構成はかなり大きくなった
買い替え直前の旧Windows10 PCは、初期構成からかなり変わっていました。

10年近く使う中でGPU、メモリ、SSD、HDDを少しずつ増設・換装していきました。
初期構成から大きく変わったのは、主にGPU、メモリ、SSD、HDDです。
一方で、CPU、マザーボード、ケース、電源などは、基本的に長く使い続けました。
| 項目 | 初期構成 | 最終構成 |
|---|---|---|
| CPU | Core i7-6700K | Core i7-6700K |
| GPU | GTX 970 | RTX 4060 Ti |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| システムSSD | 480GB | 1TB |
| アプリ用SSD | なし | 1TB |
| HDD | 最小構成 | 3TB / 4TB / 8TB / 10TB |
| マザーボード | ASUS MAXIMUS VIII HERO | ASUS MAXIMUS VIII HERO |
| ケース | Corsair 780T White | Corsair 780T White |
| 電源 | Corsair RM850x | Corsair RM850x |
| CPUクーラー | Corsair H115i | 近い型へ買い替えながら運用 |
表にすると、CPUやマザーボードは長く使い続けていた一方で、GPU、メモリ、ストレージは作業内容に合わせて少しずつ増えていったことが分かります。
2025年、GTX 970からRTX 4060 Tiへ換装した
GPUは、最初に使っていたGTX 970から、2025年にRTX 4060 Tiへ換装しました。
理由はシンプルで、GTX 970では最近のPCゲームでも厳しくなってきたからです。
それだけでなく、仕事や制作でも、GPUメモリや処理性能に不安を感じる場面が出てきました。
もちろん、GPUを換装すれば一気にすべて解決するわけではありません。
ただ、旧PCをもう少し使い続けるためには、必要な延命だったと思います。
実際、RTX 4060 Tiに換装したことで、グラフィック周りの余裕はかなり改善しました。
それでも、CPUやメモリ、ストレージ、OS環境全体の古さは残っていました。
AIエディタ時代になり、メモリ32GBでも厳しくなった
メモリも、最終的には32GBまで増設しました。
きっかけのひとつは、AIが世の中に広まり、エディタ環境も変わってきたことです。
以前はVisual Studio Codeを中心に使っていましたが、CursorやCodexのようなAI支援ツールを使うようになると、メモリ使用量がかなり増えました。
作業中にメモリ使用率が96%〜100%近くまで張り付くこともありました。
32GBに増設しても、安心できるというより、
「なんとか耐えている」
に近い感覚でした。

DDR4メモリをさらに追加する選択肢もありました。
ただ、古いDDR4メモリへ追加投資するより、これから先を考えるなら、DDR5前提の新しいPC構成を考えた方がいいのではないか。
そう思うようになりました。
簡単な動画制作でも、
エンコードに10時間以上かかることがあった
動画制作でも、旧PCの限界を感じる場面がありました。
簡単な動画制作のつもりでも、エンコードに10時間以上かかることがありました。
待てば終わる作業ではあります。
でも、10時間以上かかると、その間に別の作業をするにも気を使います。
CPU使用率、メモリ使用率、温度、フリーズの不安。
そういったものを見ながら作業する時間が増えていきました。
簡易水冷で冷やしていても、CPU温度が高めになる場面もありました。
冷却だけでどうにかなるというより、そもそも作業内容に対して、PC全体の世代が厳しくなっていたのだと思います。
最後はブルースクリーンが連続した
買い替え前には、ブルースクリーンが連続するようになりました。
最終的には、メモリ不良が判明しました。
ただ、完全にメモリだけの問題だったのか、接触不良だったのか、マザーボード側の問題も絡んでいたのかは、はっきり切り分けるのが難しい状況でした。
10年近く使ってきたPCなので、どこか1つだけが悪いというより、全体的に限界が近づいていたのだと思います。
この頃には、
「そろそろ新しいPCを考えた方がいい」
ではなく、
「このまま制作環境として使い続けるのは厳しい」
という感覚になっていました。
10年近く戦ってくれたPCだった
ここまで書くと、旧PCが悪かったように見えるかもしれません。
でも、実際には逆です。
このPCは、かなり長く頑張ってくれました。
2016年から、制作、開発、動画編集、ゲーム、音楽制作、検証環境まで、かなり幅広い作業を受け止めてくれました。
途中でGPUを換装し、メモリを増設し、ストレージを増やしながら使い続けてきました。
だからこそ、新PCへ移行するときも、ただ「壊れたから終わり」ではなく、
「ここまで支えてくれてありがとう」
という気持ちがありました。
旧PCの買い替えを考え始めた主な理由は、次のようなものでした。
- Cursorが日常的にフリーズするようになった
- コード入力にも支障が出てきた
- 簡単な動画制作でもエンコードに10時間以上かかることがあった
- メモリ使用率が96%〜100%近くまで張り付くことがあった
- GPUを換装しても、PC全体の古さは残っていた
- ブルースクリーンが連続した
- 最終的にメモリ不良が判明した
- DDR4へ追加投資するより、新PCを考えた方が自然だと感じた
まとめ:旧PCは、10年近く制作環境を支えてくれた
2016年に組んだ旧Windows10 PCは、約10年近く、自分の制作環境を支えてくれました。
最初は、PhotoshopやIllustrator、プログラミング、Docker環境、ゲーム、音楽制作までこなせるPCとして組みました。
その後、GPUをRTX 4060 Tiへ換装し、メモリを32GBまで増設し、SSDやHDDも増やしながら使い続けました。
ただ、AIエディタ、動画編集、画像編集、ローカル開発環境など、作業内容が重くなるにつれて、少しずつ限界が見えてきました。
Cursorのフリーズ。
動画エンコードの長時間化。
メモリ使用率の張り付き。
ブルースクリーンの連続。
そして、メモリ不良。
新PC移行は、急に思いついた買い替えではなく、長く使ってきた制作環境を見直すための自然な流れでした。
次回は、新PCの見積もりを始めた理由と、クローンではなく新規構築を選んだ流れを整理していきます。

