PHPファイルの書き方|HTMLの中にPHPを埋め込む基本
PHPは、HTMLの中に埋め込んで使うことができます。
ページの骨組みはHTMLで作り、必要な場所だけPHPで処理する。
この考え方が分かると、WordPressのテーマファイルやfunctions.phpを読む時にも、少しずつ見通しが良くなります。
この記事で分かること
この記事では、PHPファイルの基本的な書き方を整理します。
- PHPファイルの基本形
- HTMLの中にPHPを書く方法
- PHPタグを書く場所
- echoでHTMLの一部を表示する方法
- ブラウザにはPHPコードではなく結果が表示されること
- 次のPHP 2章につながる考え方
PHP 1章の最後なので、ここでは難しい処理は扱いません。
まずは、HTMLとPHPを組み合わせて書く流れを確認していきます。
- 先に結論だけ読む
-
PHPファイルでは、HTMLの中にPHPタグを書いて、必要な場所だけPHPの処理を入れることができます。
PHP<?php echo 'こんにちは、PHP'; ?>たとえば、次のようにHTMLのbody内にPHPを書くと、PHPで出力した文字がページの一部として表示されます。
PHPコードそのものがブラウザに表示されるのではなく、サーバー側で処理された結果だけがHTMLとして表示されます。
PHPファイルはHTMLも書ける
PHPファイルという名前を見ると、PHPだけを書くファイルのように感じるかもしれません。
でも、PHPファイルにはHTMLを書くこともできます。
たとえば、次のようなHTMLの基本形を、index.php に書いても大丈夫です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPの基本</title>
</head>
<body>
<h1>PHPの練習</h1>
<p>これはHTMLで書いた文章です。</p>
</body>
</html>PHPPHPの練習
これはHTMLで書いた文章です。
このファイル名が index.html ではなく index.php でも、HTMLとして表示できます。
つまり、PHPファイルはHTMLを書けるファイルでもあります。
PHPファイルは、HTMLを書いた上で、必要な場所にPHPを追加できるファイルです。
最初は「HTMLを書けるPHPファイル」と考えると分かりやすいです。
HTMLの中にPHPを埋め込む
次に、HTMLの中にPHPを入れてみます。
PHPを書く時は、PHPタグを使います。
<?php
?>PHPこのPHPタグの中に、PHPの命令を書きます。
たとえば、HTMLのbody内にPHPを書くと、次のようになります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPの基本</title>
</head>
<body>
<h1>PHPの練習</h1>
<?php
echo 'こんにちは、PHP';
?>
</body>
</html>PHPこのコードを index.php に保存して、ブラウザで次のURLを開きます。
http://localhost/php-lesson/TeXブラウザには、次のように表示されます。
PHPの練習
こんにちは、PHPTeXPHPタグの中に書いた echo が実行され、その結果がHTMLの中に表示されます。
HTMLとPHPの役割を分けて見る
ここで大事なのは、HTMLとPHPの役割を分けて見ることです。

| 書いているもの | 役割 |
|---|---|
| HTML | 見出し、文章、ページの骨組みを作る |
| PHPタグ | PHPを書く場所を示す |
| echo | PHPから文字やHTMLを出力する |
| ブラウザ | PHPの処理結果をHTMLとして表示する |
HTMLはページの骨組みを作ります。
PHPは、その中で必要な処理を行います。
ブラウザに表示されるのは、PHPコードそのものではなく、PHPが処理した結果です。
PHPコードは、サーバー側で処理されます。
読者のブラウザには、PHPコードそのものではなく、処理された結果がHTMLとして届きます。
ここが、PHPを理解する上で大事なポイントです。
PHPタグはどこに書ける?
PHPタグは、HTMLの中の必要な場所に書くことができます。
たとえば、bodyの中に書くことが多いです。
<body>
<h1>PHPの練習</h1>
<?php
echo 'ここにPHPの結果を表示します';
?>
</body>PHPこのように、HTMLの途中にPHPを入れることで、その場所にPHPの処理結果を表示できます。
PHPタグは1つだけでなく、複数書くこともできます。
<body>
<h1>
<?php
echo 'PHPの練習';
?>
</h1>
<p>
<?php
echo 'HTMLの中にPHPを書いています。';
?>
</p>
</body>PHPただし、最初のうちはPHPタグを増やしすぎると読みにくくなります。
まずは、必要な場所に少しだけ入れる感覚で十分です。
echoでHTMLタグを出力する
前回の記事でも少し触れましたが、echoではHTMLタグを出力することもできます。
<?php
echo '<p>これはPHPから出力した文章です。</p>';
?>
PHPこの場合、ブラウザではpタグの文章として表示されます。
たとえば、次のようなindex.phpを作ってみます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPの基本</title>
</head>
<body>
<h1>PHPの練習</h1>
<?php
echo '<p>これはPHPから出力した文章です。</p>';
?>
</body>
</html>PHPブラウザでは、h1の下に文章が表示されます。
echoでHTMLタグを出力することもできます。
ただし、最初のうちはHTML部分とPHP部分を分けて書いた方が読みやすいです。
慣れてきたら、必要に応じてPHPからHTMLを出力する書き方も使っていきます。
HTMLの中にPHPを書く例
ここでは、少しだけ実用に近い形にしてみます。
今日の日付をPHPで表示する例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPの日付表示</title>
</head>
<body>
<h1>PHPの練習</h1>
<p>今日の日付は、次の通りです。</p>
<?php
echo date('Y年m月d日');
?>
</body>
</html>PHPこのコードでは、date というPHPの機能を使って日付を表示しています。
今の段階で date の詳しい使い方を覚える必要はありません。
ここでは、「HTMLの中にPHPを書くと、PHPで作った結果をページの一部として表示できる」と分かればOKです。
PHPは、固定の文章を表示するだけでなく、その時の状況に応じて表示内容を変えることができます。
日付、入力内容、ログイン状態、投稿データなどを使って、ページの内容を動的に変えられるのがPHPの特徴です。
ファイル名は .php にする
PHPを含むファイルは、基本的に拡張子を .php にします。
たとえば、次のようなファイル名です。
index.phpTeXもし、PHPコードを書いているのにファイル名が index.html のままだと、PHPとして処理されないことがあります。
| ファイル名 | PHPの扱い |
|---|---|
| index.html | HTMLとして扱われる |
| index.php | PHPとして処理される |
| index.php.txt | PHPファイルではない可能性が高い |
PHPを書く時は、ファイル名が .php で終わっているか確認しておきましょう。
Windowsでは拡張子が非表示になっていることもあるので、index.php.txt になっていないかも注意です。
localhostから確認する
PHPファイルは、前回までと同じように localhost から確認します。
今回の例では、index.php を次の場所に置いている想定です。
C:\laragon\www\php-lesson\index.phpTeXブラウザで開くURLは、次の通りです。
http://localhost/php-lesson/TeXPHPはサーバー側で処理されるため、ファイルを直接ダブルクリックするのではなく、localhostから開きます。
PHPが動かない時は、まず次の3つを確認します。
- Laragonが起動しているか
- ファイルが www フォルダの中にあるか
- localhost から開いているか
この3つは、PHP学習の最初でよく確認するポイントです。
よくあるつまずきポイント
PHPファイルを書く時に、最初につまずきやすいポイントを整理しておきます。
PHPタグを閉じ忘れる
PHPタグは、次のように書きます。
<?php
echo 'こんにちは、PHP';
?>PHP閉じタグの ?> を忘れると、意図した表示にならないことがあります。
ただし、PHPだけで終わるファイルでは閉じタグを省略することもあります。
この記事の段階では、HTMLの中に埋め込む練習なので、まずは閉じタグも書いておくと分かりやすいです。
セミコロンを忘れる
PHPの命令の最後には、セミコロンを付けます。
echo 'こんにちは、PHP';PHP最後の ; を忘れるとエラーになることがあります。
HTMLとPHPの書く場所が混ざって分からなくなる
最初のうちは、HTMLとPHPの境目が分かりにくくなることがあります。
迷ったら、PHPはこの中にだけ書くと覚えておくと楽です。
<?php
ここにPHPを書く...
?>PHPそれ以外の部分はHTMLです。
ファイル名が .php になっていない
PHPを書いているのに動かない場合、ファイル名が index.php になっているか確認します。
index.html や index.php.txt になっていると、期待通りに動かないことがあります。
localhostではなく直接ファイルを開いている
PHPは、localhostから確認します。
http://localhost/php-lesson/TeXファイルをダブルクリックして開くのではなく、Laragonを起動して、localhostから表示を確認します。
PHP 1章でできるようになったこと
ここまでで、PHP 1章の入口部分は一通り確認できました。
PHP 1章では、次のことを学びました。
- PHPがサーバー側で動く言語だと分かった
- LaragonでPHPを動かす準備ができた
- echoで文字を表示できた
- PHPタグの中にPHPを書くと分かった
- HTMLの中にPHPを埋め込めると分かった
- localhostからPHPファイルを確認できると分かった
ここまでできれば、PHPの入口としては十分です。
次の章からは、PHPで扱うデータの基本に進んでいきます。
次の章では変数を学ぶ
次のPHP 2章では、変数を学びます。
変数とは、文字や数字を入れておくための箱のようなものです。
PHPでは、次のような書き方をします。
<?php
$name = 'ToshiLab';
echo $name;
?>
PHP今はまだ詳しく分からなくて大丈夫です。
次の記事で、変数とは何か、どんな時に使うのかをゆっくり整理していきます。
PHP 1章では、まずPHPを動かして表示するところまで進みました。
PHP 2章では、表示する文字や数字を変数に入れて使う流れに進みます。
ここから少しずつ、プログラミングらしい考え方が増えていきます。
今日のまとめチェック
この記事の内容は、次のポイントが分かればOKです。
- PHPファイルにはHTMLも書ける
- HTMLの中にPHPタグを埋め込める
- PHPタグの中にPHPの命令を書く
- ブラウザにはPHPコードではなく処理結果が表示される
- PHPを含むファイルは .php で保存する
- PHPファイルはlocalhostから確認する
全部を暗記する必要はありません。
まずは、HTMLの中にPHPを少し入れて、ブラウザに結果が表示されるところまで確認できれば大丈夫です。
まとめ
今回は、PHPファイルの基本的な書き方として、HTMLの中にPHPを埋め込む方法を整理しました。
PHPファイルにはHTMLを書くことができます。
その中で、必要な場所にPHPタグを書き、echoなどのPHPの命令を使うことで、ページの一部をPHPで表示できます。
大事なポイントは、次の3つです。
- HTMLはページの骨組みを作る
- PHPは必要な場所で処理を行う
- ブラウザにはPHPの処理結果がHTMLとして表示される
PHP 1章では、PHPとは何か、実行環境、echoでの表示、HTMLへの埋め込みまでを確認しました。
次のPHP 2章では、変数を使って、文字や数字を入れて扱う基本に進みます。
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記事内の内容だけでも進められますが、手元に1冊あると、
PHPの基本文法やフォーム処理をまとめて確認しやすくなります。
※価格や在庫、版数は変わるため、最終確認はリンク先でお願いします。
次は、PHP 2章に入ります。
PHP 2-1では、変数について整理します。
変数を使えるようになると、文字や数字を一時的に入れて、表示したり計算したりできるようになります。
PHP 1章の流れ
PHP 1章は、次の順番で進めました。
- PHP 1-1:PHPとは?HTML・CSS・JavaScriptとの違いを整理する
- PHP 1-2:PHPの実行環境を用意する
- PHP 1-3:はじめてのPHP。echoで文字を表示してみる
- PHP 1-4:PHPファイルの書き方。HTMLの中にPHPを埋め込む基本
次のPHP 2章の流れ
PHP 2章では、次の順番で基本文法を学んでいきます。
- PHP 2-1:PHPの変数とは?文字や数字を入れて使う基本
- PHP 2-2:PHPの文字列と計算。つなげる・表示する・計算する
- PHP 2-3:PHPのif文。条件によって表示を変える基本
- PHP 2-4:PHPの配列とは?複数のデータをまとめて扱う

