PHPの変数とは?文字や数字を入れて使う基本
PHPの変数は、文字や数字などの値を入れておく箱のようなものです。
たとえば、名前を $name に入れたり、年齢を $age に入れたりして、あとから echo で表示できます。
まずは難しく考えすぎず、「値に名前をつけて、あとから使えるようにするもの」と考えるところから始めていきます。
この記事で分かること
この記事では、PHPの変数について、次の内容を整理します。
- 変数とは何か
- PHPの変数の書き方
- 文字を変数に入れる方法
- 数字を変数に入れる方法
- 変数をechoで表示する方法
- 変数名をつける時の基本
- よくあるつまずきポイント
PHPの変数は、今後ほぼ毎回出てきます。
最初は少し記号が多く見えるかもしれませんが、仕組み自体はそこまで難しくありません。
- 先に結論だけ読む
-
PHPの変数は、値を入れておく箱のようなものです。
たとえば、次のように書きます。
$name には文字、$age には数字が入っています。
echo $name; と書くと、$nameの中に入っている ToshiLab が表示されます。
変数とは?
変数とは、文字や数字などの値を一時的に入れておくためのものです。
よく「箱」にたとえられます。
たとえば、次のように考えると分かりやすいです。
- $name という箱に ToshiLab を入れる
- $age という箱に 46 を入れる
- echo で箱の中身を表示する
変数を使うと、同じ値を何度も書かずに済みます。
また、あとから値を変えることもできます。

変数は「値そのもの」ではなく、「値を入れておく名前付きの箱」のようなものです。
$name という変数に ToshiLab を入れておけば、あとから $name と書くだけで、その中身を使えます。
PHPの変数は $ から始まる
PHPの変数は、先頭に $ を付けて書きます。
$nameTeX$ageTeXこの $ が付いていることで、PHPは「これは変数だ」と判断します。
たとえば、名前を入れる変数なら $name、年齢を入れる変数なら $age のように書きます。
| 変数名 | 入れる内容の例 |
|---|---|
| $name | 名前 |
| $age | 年齢 |
| $message | メッセージ |
| $score | 点数 |
変数名は、自分で分かりやすい名前をつけることが大切です。
$name なら名前、$age なら年齢というように、何を入れているか分かる名前にしておくと、あとで読み返しやすくなります。
文字を変数に入れる
まずは、文字を変数に入れてみます。
index.php に次のコードを書いてみます。
<?php
$name = 'ToshiLab';
echo $name;
?>PHPこのコードでは、$name という変数に ToshiLab という文字を入れています。
文字を入れる時は、シングルクォーテーションまたはダブルクォーテーションで囲みます。
$name = 'ToshiLab';PHPこの行は、ざっくり言うと、
$name に ToshiLab を入れるPHPという意味です。
そのあと、
echo $name;PHPと書くことで、$name の中身を表示しています。
ブラウザには次のように表示されます。
ToshiLabTeX= は「同じ」という意味ではない
PHPのコードで出てくる = は、数学の「同じ」という意味とは少し違います。
PHPでは、= は「右側の値を左側の変数に入れる」という意味で使います。
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
| $name = ‘ToshiLab’; | $name に ToshiLab を入れる |
| $age = 46; | $age に 46 を入れる |
| $message = ‘こんにちは’; | $message に こんにちは を入れる |
PHPの = は「代入」と呼ばれます。
代入とは、変数に値を入れることです。
最初は専門用語を覚えるより、「右の値を左の箱に入れる」と考えると分かりやすいです。
数字を変数に入れる
次に、数字を変数に入れてみます。
<?php
$age = 46;
echo $age;
?>PHPこの場合、ブラウザには次のように表示されます。
46TeX数字の場合は、文字のようにクォーテーションで囲まなくても使えます。
| 値の種類 | 書き方 |
|---|---|
| 文字 | $name = ‘ToshiLab’; |
| 数字 | $age = 46; |
文字はクォーテーションで囲みます。
数字はそのまま書けます。
文字を入れる時は、’ToshiLab’ のようにクォーテーションで囲みます。
数字を入れる時は、46 のようにそのまま書けます。
この違いは、PHPの基本として覚えておくと後で楽になります。
複数の変数を使ってみる
変数は、1つだけでなく複数使えます。
たとえば、名前と年齢をそれぞれ変数に入れてみます。
<?php
$name = 'ToshiLab';
$age = 46;
echo $name;
echo $age;
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
ToshiLab46TeX表示はできましたが、文字がくっついています。
これは、echoを2回書いても、自動で改行や空白が入るわけではないためです。
改行して表示する
ブラウザ上で改行したい場合は、HTMLの br タグを使えます。
<?php
$name = 'ToshiLab';
$age = 46;
echo $name . '<br>';
echo $age;
?>PHPこの場合、ブラウザでは次のように表示されます。
ToshiLab
46TeXここで出てきた . は、文字をつなげるための記号です。
詳しくは次の記事 PHP 2-2 で整理します。
今の段階では、$nameの後ろに
をつけると、ブラウザ上で改行できる、と分かれば大丈夫です。
PHPの . は、文字列をつなげる時に使います。
この記事では軽く触れるだけにして、次の記事「PHPの文字列と計算」で、もう少し丁寧に整理します。
HTMLの中で変数を表示する
PHP 1-4では、HTMLの中にPHPを埋め込む基本を確認しました。
変数も、HTMLの中で表示できます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPの変数</title>
</head>
<body>
<h1>PHPの変数</h1>
<?php
$name = 'ToshiLab';
$age = 46;
?>
<p>名前:</p>
<?php
echo $name;
?>
<p>年齢:</p>
<?php
echo $age;
?>
</body>
</html>PHPこのように、先に変数へ値を入れておき、必要な場所で echo して表示できます。 ただ、PHPタグが増えると少し読みにくくなります。 最初のうちは、無理にきれいに書こうとしなくて大丈夫です。 まずは「変数に入れる」「echoで表示する」という流れを優先しましょう。
※変数の中身はあとから変えられる 変数の中身は、あとから別の値に変えることもできます。
<?php
$name = 'ToshiLab';
echo $name;
$name = 'PHP学習中';
echo $name;
?>PHPこの場合、最初の echo では ToshiLab が表示されます。
そのあと、$name に PHP学習中 を入れ直しているので、次の echo では PHP学習中 が表示されます。
変数は、あとから中身を入れ替えることができます。
同じ変数名でも、後から別の値を代入すると、中身は新しい値に変わります。
変数名をつける時の基本
変数名は、自分で決めることができます。
ただし、分かりやすい名前にするのが大切です。
| 変数名 | 分かりやすさ |
|---|---|
| $name | 名前が入っていると分かりやすい |
| $age | 年齢が入っていると分かりやすい |
| $message | メッセージが入っていると分かりやすい |
| $a | 何が入っているか分かりにくい |
| $x | 学習用ならよいが、実用では意味が分かりにくい |
学習中の短いコードなら $a や $x でも動きます。
ただ、記事や実際のコードでは、あとから読んでも意味が分かる名前にしておく方が安心です。
変数名で気をつけたいこと
PHPの変数名には、いくつか気をつけたい点があります。
$ を忘れない
PHPの変数には、先頭に $ を付けます。
$namePHP次のように $ がないと、変数として扱われません。
※駄目な例
namePHP大文字と小文字は区別される
PHPでは、変数名の大文字と小文字は区別されます。
$name
$NamePHPこの2つは、別の変数として扱われます。
最初のうちは、小文字でそろえる方が分かりやすいです。
日本語の変数名は避ける
PHPでは環境によって日本語の変数名が使える場合もあります。
ただ、学習中はトラブルを避けるため、半角英数字で書くのがおすすめです。
変数名は、半角英数字の英単語を使うと読みやすくなります。
$name、$age、$message のように、何が入っているか分かる名前にしておくと安心です。
よくあるつまずきポイント
PHPの変数で最初につまずきやすいところを整理しておきます。
$を書き忘れる
変数には $ が必要です。
echo $name;PHP次のように書くと、変数ではなく別のものとして扱われます。
echo name;PHP変数を表示する時も、$ を忘れないようにします。
文字をクォーテーションで囲んでいない
文字を変数に入れる時は、クォーテーションで囲みます。
$name = 'ToshiLab';PHP次のように書くと、エラーになることがあります。
$name = ToshiLab;PHP文字は ‘ ‘ または ” ” で囲みます。
セミコロンを忘れる
PHPの命令の最後には、セミコロンを付けます。
$name = 'ToshiLab';PHP最後の ; を忘れないようにしましょう。
変数名の大文字小文字が違う
次の2つは別の変数です。
$name
$NamePHP$name に値を入れたのに、echo $Name; と書くと、期待通りに表示されないことがあります。
最初は小文字でそろえるのがおすすめです。
localhostで確認していない
PHPは、localhostから確認します。
http://localhost/php-lesson/TeXファイルを直接開くのではなく、Laragonを起動して、localhostから表示を確認します。
今日のまとめチェック
この記事の内容は、次のポイントが分かればOKです。
- 変数は値を入れておく箱のようなものだと分かった
- PHPの変数は $ から始まると分かった
- 文字はクォーテーションで囲むと分かった
- 数字はそのまま変数に入れられると分かった
- echoで変数の中身を表示できると分かった
- 変数名は分かりやすくつけるとよいと分かった
全部を暗記する必要はありません。
まずは、$name に文字を入れて、echo $name; で表示できれば十分です。
まとめ
今回は、PHPの変数について整理しました。
変数は、文字や数字などの値を入れておく箱のようなものです。
PHPでは、変数の先頭に $ を付けます。
$name = 'ToshiLab';
$age = 46;
echo $name;
echo $age;PHP$name には文字、$age には数字が入っています。
変数を使うと、値に名前をつけて、あとから使えるようになります。
PHPを学んでいく上で、変数はほぼ必ず使う基本です。
次の記事では、文字列をつなげたり、数字を計算したりする基本を確認していきます。
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次は、PHPの文字列と計算に進みます。
今回の変数を使いながら、文字をつなげる、数字を計算する、表示するという流れを整理していきます。
PHP 2章の流れ
PHP 2章では、次の順番で基本文法を学んでいきます。
- PHP 2-1:PHPの変数とは?文字や数字を入れて使う基本
- PHP 2-2:PHPの文字列と計算。つなげる・表示する・計算する
- PHP 2-3:PHPのif文。条件によって表示を変える基本
- PHP 2-4:PHPの配列とは?複数のデータをまとめて扱う

