PHPの文字列と計算|つなげる・表示する・計算する
PHPでは、文字列を「.」でつなげることができます。
また、数字は + – * / を使って、足し算・引き算・掛け算・割り算ができます。
今回は、文字をつなげる、表示する、数字を計算するという、PHPの基本的な処理をゆっくり確認していきます。
この記事で分かること
この記事では、PHPの文字列と計算について、次の内容を整理します。
- 文字列とは何か
- PHPで文字列を表示する方法
- 文字列を「.」でつなげる方法
- 変数と文字列を組み合わせる方法
- 数字を使って計算する方法
- 足し算・引き算・掛け算・割り算の書き方
- よくあるつまずきポイント
PHPのコードを書いていくと、文字を表示したり、数字を計算したりする場面がよく出てきます。
最初は記号が少しややこしく感じるかもしれませんが、1つずつ見れば大丈夫です。
- 先に結論だけ読む
-
PHPでは、文字列はクォーテーションで囲みます。
文字列をつなげる時は「.」を使います。
数字の計算では、+ – * / を使います。
文字列は「.」でつなげる、数字は + – * / で計算する、と覚えると分かりやすいです。
文字列とは?
文字列とは、文字のまとまりのことです。
たとえば、次のようなものは文字列です。
'こんにちは'PHP'ToshiLab'PHP'PHP学習中'PHPPHPでは、文字列をシングルクォーテーション、またはダブルクォーテーションで囲みます。
'こんにちは'PHPまたは、
"こんにちは"PHPどちらも文字列として扱えます。
最初のうちは、文字列はシングルクォーテーションで囲む、と決めておくと分かりやすいです。
この記事では、基本的にシングルクォーテーションを使って進めます。
文字列をechoで表示する
まずは、文字列をechoで表示してみます。
<?php
echo 'こんにちは、PHP';
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
こんにちは、PHPTeXechoは、PHPで値を画面に表示するための命令です。
文字列をそのまま表示したい場合は、echoの後ろに文字列を書きます。
文字を表示したい時は、文字をクォーテーションで囲みます。
echo ‘こんにちは’;
この形が、PHPで文字列を表示する基本です。
文字列と計算の全体像
ここで、PHP 2-2で扱う内容を全体で見ておきます。

| やりたいこと | 使う記号 | 例 |
|---|---|---|
| 文字列をつなげる | . | $name . $site |
| 値を表示する | echo | echo $message; |
| 足し算する | + | $a + $b |
| 引き算する | – | $a – $b |
| 掛け算する | * | $a * $b |
| 割り算する | / | $a / $b |
文字をつなげる時は「.」を使います。
数字を計算する時は、+ – * / を使います。
ここを分けて考えると、PHPのコードがかなり読みやすくなります。
文字列を「.」でつなげる
PHPでは、文字列をつなげる時に「.」を使います。
この「.」は、文字列連結のための記号です。
<?php
echo 'Toshi' . 'Lab';
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
ToshiLabTeX‘Toshi’ と ‘Lab’ がつながって、ToshiLab と表示されます。
PHPでは、文字列をつなげる時に「.」を使います。
JavaScriptなどでは + で文字列をつなげることがありますが、PHPでは「.」を使う、と覚えておくと混乱しにくいです。
間にスペースを入れてつなげる
次に、文字の間にスペースを入れてみます。
<?php
echo 'Hello' . ' ' . 'ToshiLab';
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
Hello ToshiLabTeX真ん中の ‘ ‘ は、半角スペースの文字列です。
文字列をつなげる時は、スペースも自動では入りません。
必要なら、自分でスペースを入れます。
変数と文字列をつなげる
前回の記事で学んだ変数も、文字列とつなげることができます。
<?php
$name = 'ToshiLab';
echo 'こんにちは、' . $name;
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
こんにちは、ToshiLabTeXこのコードでは、’こんにちは、’ という文字列と、$name の中身をつなげています。
| 部分 | 内容 |
|---|---|
| ‘こんにちは、’ | 固定の文字列 |
| . | 文字列をつなげる記号 |
| $name | 変数の中身 |
| echo | 結果を表示する |
変数を使うと、表示する名前やメッセージをあとから変えやすくなります。
複数の変数をつなげる
変数同士をつなげることもできます。
<?php
$firstName = 'Toshi';
$lastName = 'Lab';
echo $firstName . $lastName;
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
ToshiLabTeX間にスペースを入れたい場合は、次のように書きます。
<?php
$firstName = 'Toshi';
$lastName = 'Lab';
echo $firstName . ' ' . $lastName;
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
Toshi LabTeX文字列連結では、文字列も変数も「.」で順番につなげていきます。
HTMLタグと文字列をつなげる
PHPでは、HTMLタグを文字列として出力することもできます。
<?php
$message = 'PHP学習中';
echo '<p>' . $message . '</p>';
?>PHPブラウザには、pタグの文章として表示されます。
表示される内容は、次のようなイメージです。
PHP学習中TeXPHPからHTMLを出力する時にも、文字列連結を使うことがあります。
ただし、最初のうちは無理に複雑な書き方をしなくて大丈夫です。
HTMLタグをPHPの中でたくさん出力すると、コードが読みにくくなることがあります。
最初は、HTMLはHTMLとして書き、必要な部分だけPHPで表示する意識で十分です。
数字を計算する
次に、PHPで数字を計算してみます。
PHPでは、数字の計算に次の記号を使います。
| 計算 | 記号 | 例 |
|---|---|---|
| 足し算 | + | $a + $b |
| 引き算 | – | $a – $b |
| 掛け算 | * | $a * $b |
| 割り算 | / | $a / $b |
まずは、2つの数字を変数に入れて計算してみます。
<?php
$a = 10;
$b = 3;
echo $a + $b;
?>
PHPブラウザには、次のように表示されます。
13TeX数字は、文字列のようにクォーテーションで囲まず、そのまま書きます。
足し算・引き算・掛け算・割り算
四則演算をまとめて確認します。
<?php
$a = 10;
$b = 3;
echo $a + $b;
echo '<br>';
echo $a - $b;
echo '<br>';
echo $a * $b;
echo '<br>';
echo $a / $b;
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
13
7
30
3.3333333333333TeXそれぞれの意味は次の通りです。
| コード | 意味 | 結果 |
|---|---|---|
| $a + $b | 10 + 3 | 13 |
| $a – $b | 10 – 3 | 7 |
| $a * $b | 10 × 3 | 30 |
| $a / $b | 10 ÷ 3 | 3.333… |
PHPでは、掛け算に * を使います。
割り算には / を使います。
普段の算数で使う × や ÷ ではない点に注意です。
PHPの計算では、掛け算は *、割り算は / を使います。
× や ÷ は、PHPの計算記号としては使いません。
計算結果を変数に入れる
計算結果を、別の変数に入れることもできます。
<?php
$a = 10;
$b = 3;
$sum = $a + $b;
echo $sum;
?>PHPブラウザには、次のように表示されます。
13TeXこのコードでは、$a + $b の計算結果を $sum に入れています。
| 変数 | 中身 |
|---|---|
| $a | 10 |
| $b | 3 |
| $sum | 13 |
計算結果に名前をつけておくと、あとから使いやすくなります。
文字列と数字を一緒に表示する
文字列と計算結果を組み合わせて表示することもできます。
<?php
$a = 10;
$b = 3;
$sum = $a + $b;
echo '計算結果は ' . $sum . ' です。';
?>
PHPブラウザには、次のように表示されます。
計算結果は 13 です。TeXここでは、固定の文字列と、変数 $sum を「.」でつなげています。
文字列と変数を一緒に表示したい時も、「.」でつなげます。
echo ‘計算結果は ‘ . $sum . ‘ です。’;
この形は、PHPでよく出てくる書き方です。
文字列の数字と、本当の数字
少し注意したいのが、クォーテーションで囲んだ数字です。
'10'PHPこれは、見た目は数字ですが、文字列として扱われます。
一方で、
10PHPこれは、数字として扱われます。
| 書き方 | 扱い |
|---|---|
| ’10’ | 文字列 |
| 10 | 数字 |
| ‘PHP’ | 文字列 |
| 46 | 数字 |
最初のうちは、文字はクォーテーションで囲む、数字はそのまま書く、と覚えておけば大丈夫です。
よくあるつまずきポイント
PHPの文字列と計算で、最初につまずきやすいところを整理しておきます。
文字列をつなげる時に + を使ってしまう
PHPでは、文字列をつなげる時に「.」を使います。
echo 'Toshi' . 'Lab';PHP次のように + を使うと、期待通りにならないことがあります。
echo 'Toshi' + 'Lab';PHP文字列をつなげる時は「.」です。
スペースが入らない
文字列をつなげても、スペースは自動で入りません。
echo 'Hello' . 'ToshiLab';PHPこの場合、表示は次のようになります。
HelloToshiLabTeXスペースを入れたい場合は、次のようにします。
echo 'Hello' . ' ' . 'ToshiLab';PHP掛け算に × を使ってしまう
PHPの掛け算は * を使います。
echo $a * $b;PHP× は使いません。
割り算に ÷ を使ってしまう
PHPの割り算は / を使います。
echo $a / $b;PHP÷ は使いません。
セミコロンを忘れる
PHPの命令の最後には、セミコロンを付けます。
echo $a + $b;PHP最後の ; を忘れないようにしましょう。
今日のまとめチェック
この記事の内容は、次のポイントが分かればOKです。
- 文字列はクォーテーションで囲むと分かった
- echoで文字列を表示できると分かった
- 文字列は「.」でつなげると分かった
- 変数と文字列も「.」でつなげられると分かった
- 数字は + – * / で計算できると分かった
- 掛け算は *、割り算は / を使うと分かった
- 計算結果を変数に入れられると分かった
全部を暗記しなくても大丈夫です。
まずは、文字列は「.」でつなげる、数字は + – * / で計算する。
この2つを押さえておけば、次の記事に進めます。
まとめ
今回は、PHPの文字列と計算について整理しました。
PHPでは、文字列をクォーテーションで囲みます。
'こんにちは'PHP文字列をつなげる時は「.」を使います。
echo 'Toshi' . 'Lab';PHP数字を計算する時は、+ – * / を使います。
echo $a + $b;
echo $a - $b;
echo $a * $b;
echo $a / $b;PHP文字列と数字は、PHPで何度も出てくる基本です。
次の記事では、if文を使って、条件によって表示を変える方法を見ていきます。
PR:PHP学習の最初の参考書として、必要な方だけ見てください。
記事内の内容だけでも進められますが、手元に1冊あると、
PHPの基本文法やフォーム処理をまとめて確認しやすくなります。
※価格や在庫、版数は変わるため、最終確認はリンク先でお願いします。
次は、PHPのif文に進みます。
if文を使うと、「条件に合う時だけ表示する」「条件によって表示内容を変える」といった処理ができるようになります。
PHP 2章の流れ
PHP 2章では、次の順番で基本文法を学んでいきます
- PHP 2-1:PHPの変数とは?文字や数字を入れて使う基本
- PHP 2-2:PHPの文字列と計算。つなげる・表示する・計算する
- PHP 2-3:PHPのif文。条件によって表示を変える基本
- PHP 2-4:PHPの配列とは?複数のデータをまとめて扱う

