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PHP 4-3|PHPのincludeとは?共通パーツを読み込む考え方

PHP 4-3のアイキャッチ画像。PHPのincludeを使ってheader.php、sidebar.php、footer.phpなどの共通パーツを読み込み、ページを組み立てる考え方を表している
toshi
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最終更新:2026年10月3日

PHP 4-2では、WordPressテーマの中で、

header.php

footer.php

single.php

page.php

など、役割ごとにPHPファイルが分かれていることを見てきました。
そこで、こんな疑問が出てくるかもしれません。

「別々のPHPファイルを、どうやって1つのページにつなげるの?」

今回は、この考え方をPHPそのものへ戻して確認します。
そこで登場するのが、

include

です。

includeを難しく考える必要はありません。

まずは、

「別のPHPファイルを、ここへ読み込んで使う」

ための仕組みだと考えてみましょう。

PHP 4-3のゴール

今回覚えたいことは3つです。

  • includeを使うと別のPHPファイルを読み込める
  • 共通パーツを別ファイルにすると再利用しやすい
  • PHP 4-2で見たWordPressテーマの考え方につながる

書き方を丸暗記するより、

「なぜファイルを分けて読み込むのか」

を理解することを優先しましょう。

includeとは?

include は、指定したファイルを読み込んで、その場所で利用するためのPHPの仕組みです。

たとえば、

header.php

というファイルにサイト上部の共通部分を書いておいたとします。

それを index.php から読み込みたい場合、

include

を使うことができます。

<?php include 'header.php'; ?>
PHP

この1行によって、

「ここでheader.phpを読み込んでください」

とPHPへ伝えることができます。

PHP公式マニュアルでも、include は指定したファイルを読み込み、
評価する仕組みとして定義されています。

ですが、今は「評価」という言葉まで深く考えなくて大丈夫です。

まずは、

別ファイルを読み込める

と覚えておきましょう。

なぜファイルを分けるの?

ここで、

「最初から全部index.phpへ書けばいいのでは?」

と思うかもしれません。

小さなページなら、それでも動きます。

ですがページが増えると、同じ内容を何度も書くことになります。

たとえば、index.php・about.php・contact.phpの3ページすべてに、同じヘッダーを直接書いたとします。

index.phpにヘッダーを書く

↓

about.phpにも同じヘッダーを書く

↓

contact.phpにも同じヘッダーを書く

これでも表示はできます。

しかし、あとからサイト名やメニューを変更するとどうでしょうか。

3ページなら、それぞれのファイルを開いて同じ部分を修正すれば対応できます。

では、ページが10ページ、20ページ、50ページと増えた場合はどうでしょうか。

ヘッダーを1か所変更したいだけなのに、すべてのファイルを開いて同じ修正を繰り返さなければならず、ページが増えるほど作業量も増えていきます。

さらに、1ページだけ修正を忘れたり、メニュー名やリンク先がページごとに違ってしまったりする可能性もあります。

そこで、

共通部分を1つのファイルへまとめる

という考え方が役立ちます。

たとえば、ヘッダー部分をheader.phpへまとめます。

header.phpに共通ヘッダーを書く

↓

index.phpから読み込む

↓

about.phpからも読み込む

↓

contact.phpからも読み込む

この形なら、各ページに同じヘッダーを直接書く必要はありません。

あとからサイト名やメニューを変更したくなった場合も、

header.phpを修正するだけ

で済みます。

ページが増えても修正する場所は基本的に1か所なので、同じ作業を何度も繰り返す必要がなくなり、修正漏れも防ぎやすくなります。

includeを使ってファイルを分けるメリット

  • 同じ内容を何度も書かなくてよい
  • 複数のページで再利用できる
  • 修正する場所をまとめやすい
  • ファイルごとの役割を整理しやすい
  • ページが増えても管理しやすくなる

これが、今回の include で特に理解してほしい考え方です。

includeでheader.phpを読み込んでみる

簡単な例を見てみましょう。

まず、

header.php

を用意します。

<header>
    <h1>ToshiLab</h1>

    <nav>
        <a href="#">ホーム</a>
        <a href="#">記事一覧</a>
        <a href="#">お問い合わせ</a>
    </nav>
</header>
PHP

このファイルには、サイト上部で共通して使いたい内容だけを書いておきます。

次に、
index.phpから
header.php を読み込みます。

<?php include 'header.php'; ?>

<main>
    <h2>トップページ</h2>
    <p>ここには、このページだけの内容を書きます。</p>
</main>
PHP

ここで重要なのは、

header.phpの内容をindex.phpへコピーしているわけではない

ということです。
PHPが実行されるときに、

include 'header.php';

と書かれた場所で、header.phpの内容が読み込まれます。

記事内説明画像を見ると、

共通パーツを別ファイルにする

↓

必要なページからincludeする

↓

PHPがファイルを読み込む

↓

1つのページとして表示する

という流れがイメージしやすいと思います。

header.phpだけではありません

includeで読み込めるのは、header.phpだけではありません。
たとえば、

sidebar.php

footer.php

なども別ファイルとして用意できます。
そしてページ側では、

<?php include 'header.php'; ?>

<div class="container">

    <?php include 'sidebar.php'; ?>

    <main>
        <h2>ページごとの内容</h2>
        <p>ここには、このページだけの内容を書きます。</p>
    </main>

</div>

<?php include 'footer.php'; ?>
PHP

のように、それぞれを読み込むことができます。

ページをパーツに分けて考えてみよう

header.php
サイト上部の共通部分

sidebar.php
サイドバーの共通部分

index.php
そのページ固有の内容

footer.php
サイト下部の共通部分

それぞれを別ファイルにして、必要な場所から読み込むことができます。

この考え方が分かると、PHP 4-2で見たWordPressテーマのファイル構成も少し理解しやすくなります。

PHP 4-2で見たWordPressとつながってきた

PHP 4-2では、クラシックテーマで、

header.php

footer.php

などのファイルが使われることを確認しました。
今回PHP単体で include を学んだことで、

「共通パーツを別ファイルへ分けて、必要な場所から読み込む」

という考え方そのものが見えてきました。
ただし、ここには1つ注意があります。

WordPressのクラシックテーマでは、
header.phpやfooter.phpを読み込むときに、
通常のPHP include をそのまま書くのではなく、

get_header()

get_footer()

など、WordPressが用意している関数を使うのが基本です。

<?php get_header(); ?>

<main>
    <h1><?php the_title(); ?></h1>
</main>

<?php get_footer(); ?>
PHP

WordPress公式Theme Handbookでも、クラシックテーマでは get_header()、get_sidebar()、get_footer()、get_template_part() などを使って
テンプレートファイルを読み込む方法が案内されています。

PHPのincludeとWordPressのget_header()は、まったく同じものではありません。

今回学んでいるのは、

「共通ファイルを分けて、必要な場所から読み込む」

というPHPの基本的な考え方です。

WordPressでは、その考え方をWordPress専用の関数で扱う場面があります。

これなら、

PHPの基礎

↓

WordPressテーマ

という流れが一本につながって見えてきます。

PHPのincludeで「共通する部分を別ファイルへ分けて読み込む」という考え方が分かってくると、WordPressテーマのファイル構成も理解しやすくなります。

もう少しWordPress側のPHPまで学んでみたい方には、『WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第4版]』も参考になります。

テンプレート階層やモジュールテンプレート、functions.php、ヘッダー・フッターなど、PHPの基礎からWordPressテーマへつながる内容を確認できます。

includeとrequireの違いも少しだけ知っておこう

PHPにはincludeだけでなく、

require

というよく似た仕組みがあります。
どちらも別ファイルを読み込むために使えます。
大きな違いは、

読み込むファイルが見つからなかった場合の扱い

です。

include

ファイルが見つからない場合は警告が発生します。
その後の処理は、状況によって続けられます。

require

必要なファイルを読み込めない場合は、致命的なエラーとなり、その時点で処理を続けられなくなります。

PHP公式マニュアルでも、include はファイルを見つけられない場合に E_WARNING、require は E_ERROR を発生させる違いが説明されています。

ですが、PHP 4-3では、

「includeとrequireという似た仕組みがある」

と知っておけば十分です。

使い分けを細かく暗記する必要はありません。

include_onceやrequire_onceもある

さらにPHPには、

include_once

require_once

もあります。
名前に付いている、

once

は、一度だけという意味です。
同じファイルを何度も読み込んでしまうことを防ぎたい場合などに使われます。

PHP 4-3では、

include

require

include_once

require_once

を全部使いこなす必要はありません。

まずは include を使って、

「ファイルを分けて読み込める」

という基本を理解しましょう。

ファイルの場所には注意しよう

includeでは、
どのファイルを読み込むのか
を指定します。

たとえば、

header.php

が同じフォルダーにあれば、

include 'header.php';

のように書けます。
ですが、ファイルを別のフォルダーへ移動すると、パスも変わります。
そのため、

「PHPファイルはどこに置かれているのか」

を意識することも大切です。

includeするファイルの場所が間違っていると、PHPはそのファイルを正しく読み込めません。

学習中に、

「includeを書いたのに表示されない」

という場合は、


ファイル名
拡張子
フォルダーの場所指定したパスを
確認してみましょう。

WordPress 7.1でも考え方は無駄にならない

現在のWordPressでは、クラシックテーマだけでなくブロックテーマも使われています。

ブロックテーマでは、テンプレート部分にPHPではなくHTML形式のテンプレートやブロックを使う仕組みが中心です。

そのため、

「WordPressではすべてincludeでPHPファイルを読み込む」

と覚えるのは正しくありません。

ですが、

共通パーツを分けて再利用する

という考え方そのものは、現在のWeb制作でも重要です。

WordPressのブロックテーマでも、ヘッダーやフッターなどをテンプレートパーツとして分けて再利用できます。

PHPのincludeを学ぶ目的は、

昔のWordPressテーマだけを扱えるようになることではありません。


「共通部分を分ける」

「必要な場所から読み込む」

「同じものを再利用する」


というWeb制作の基本的な考え方を身につけることにもつながります。

PHP 4-3で覚えておきたいこと

ここまでを整理します。

PHP 4-3で覚えておきたいこと

include
→ 別のPHPファイルを読み込める

共通パーツを分ける
→ 同じコードを何度も書かなくてよい

1か所を修正する
→ 複数ページへ反映しやすくなる

require
→ includeと似た読み込み方法がある

WordPress
→ get_header()やget_footer()など専用の関数も使われる

全部暗記する必要はありません。

今回もっとも大事なのは、

「共通する部分は別ファイルへ分け、必要な場所から読み込める」

という考え方です。

PHP 4-3のまとめ

今回は、PHPの include を使って別ファイルを読み込む考え方を学びました。

最初は、

「わざわざファイルを分ける必要があるの?」

と思ったかもしれません。

ですが、ページが増えてくるほど、共通部分を分けて管理するメリットが見えてきます。

同じコードを何度も書く

↓

共通部分を見つける

↓

別ファイルへ分ける

↓

includeで読み込む

↓

複数ページで再利用する

PHP 4-3のゴール

PHP 4-2

WordPressテーマでPHPファイルの役割を見た

↓

PHP 4-3

共通パーツを別ファイルにして読み込む理由が分かった

これで、
PHPそのものの学習とWordPressテーマの仕組みが、さらに近づいてきました。
次のPHP 4-4では、新しいPHP文法を学ぶのではなく、

ここまでPHPを学んだあと、次にどこへ進めばよいのか

を整理します。
WordPressをさらに学ぶのか。

Laravelへ進むのか。
自分でPHPツールを作ってみるのか。
PHPシリーズ第4章の最後として、
次の学習ルートを考えていきましょう。

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  • PHP 4-1:PHPとWordPressの関係。テーマやfunctions.phpにつながる考え方
  • PHP 4-2:WordPressテーマでPHPが使われる場所を見てみる
  • PHP 4-3:PHPのinclude。共通パーツを読み込む考え方
  • PHP 4-4:PHP学習の次に進む道。WordPress・Laravel・自作ツールへ

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フルスタックエンジニア
C型肝炎や感染症の闘病を経て現在通院中
フリーランスとして今日を生きる、それがすべて。
静かな光の中で、歩みを止めずに生きていく。
実験大好きなので色々とやっていきます。
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